ゴルフ会員権の売り方は取扱会社を通じた方法が一般的

不要になったゴルフ会員権の売り方は手に入れたときと同様、会員権取扱会社を経由して行うのが一般的です。会員権は個人間で直接売買することも可能ですが、手続きが非常に面倒で、途中でトラブルが発生するケースも少なくないこともあり、滅多に行われることはありません。取扱会社を通じたゴルフ会員権の売り方について述べると、まず担当者からその時点での市場の取引動向について説明を受け、自身の状況や希望を加味して売却価格を決めます。申し込みは注文依頼書の提出が受理されれば正式なものとなり、購入希望者探しが始まります。

会員権が欲しい人が見つかると交渉がはじまり、双方が納得すれば、取引日として設定した日に契約手続きが行われます。売却者がこの日までに用意した必要書類を取扱会社の担当者に提出すれば、それと引き換えに代金が決済されます。取扱会社を利用した一般的なゴルフ会員権の売り方は、以上の通りです。購入者側はこのあと名義変更の手続きを行いますが、手放す側は代金を受け取ればそれ以降にすべきことはありません。

ただし、売却によって得た利益が大きい場合は、翌年に確定申告や所得税の納税が必要となる可能性があります。取引仲介を依頼する会員権取扱会社によっては、確定申告と納税に関するアドバイスも受けられます。所得税の申告と納税は正確に行わないと、後々トラブルに発展する場合があるので、取扱会社からのアドバイスはしっかりと聞くようにしましょう。