千葉のゴルフ会員権を相続したくない場合にとれる方法

亡くなった親族が所有していた千葉のゴルフ会員権を誰も相続したくない場合、選べる手段は売るしかありません。売却は、いったん千葉のゴルフ会員権の代表相続人を決めてから行うことになります。これは、ゴルフ場の会員権では不動産のような複数人による共有が認められていないためです。代表相続人決定後の手続きのとり方には、そのままの状態で売却する方法と、いったん名義書換をして千葉のゴルフ会員権を取得したあとすぐに売却の手続きに入る方法がありますが、ゴルフ場によって選択できる方法は異なるので事前確認が必要になります。

一般的に、財産を相続したくない場合にとれる方法には、いったん取得後すぐに処分する方法の他にも相続放棄とよばれる方法があります。相続放棄は家庭裁判所に申し立てて、裁判官が認めれば可能であり、千葉のゴルフ会員権もこの方法で取得しないことも可能です。しかし、相続放棄の対象は被相続人の財産すべてであり、特定の財産にしぼって放棄することはできません。つまり、故人の千葉のゴルフ会員権を取得したくないがために相続放棄の手続きをしてしまうと、他の財産を相続で取得する権利も失ってしまうということになります。

もともと相続放棄をするつもりだったのであれば、裁判所に申し立てても問題はありません。しかし、たった1つの財産のために、他の財産を得る権利まで放棄するのは、まったくおすすめできることではありません。遺産をいくつか取得したいと考えているのであれば、相続放棄は禁物です。